1月14日(水)
六時起床。配属先羽田での初勤務。八時過ぎ出社。途中、菓子パン食う。
教育係の木下さん、落合さんに挨拶。木下さんはしっかりとした真面目な方だが、どこか人を突き放した感じのある近寄りがたい雰囲気であり、逆に落合さんはタクシードライバー上がりでフランクで親しみやすい方であった。
主に初日は電話応対。休憩は十二時、十六時、二十時に一時間ずつ、日を跨いで〇時過ぎから五時まで仮眠。八時に仕事が上がる。
初日で身体が慣れず、どっと疲れた。
仕事あがりに落合さんから誘われ、住吉の海鮮居酒屋「大門」まで行く。目と鼻の先に日の出交通があり、タクシードライバーご用達の店らしく、早朝から開いている。またツケも効く。落合さんの他にドライバーの方々と店長を交えてワイワイ呑む。主に猥談。五十代、六十代の方が中心の業界であるが、皆して元気であった。熱燗、焼酎、レモンサワー、刺身の盛り合わせ、ゲソ焼き、あさりのバター煮、鯵の開き。
店を出たのが十三時、続けて喜多方ラーメンを奢って頂き、解散したのが十四時。雨が強く、寒さが身に沁みたのでタクシーで帰宅。
十五時前にやっと就寝。
12月25日(木)
八時起床。
朝食に豚肉とじゃがいもとピーマンの炒め物、味噌汁。
事務所から半休を貰って、西荻窪まで高校時代からの知人の引っ越しの手伝い。自分の唯一の女性の友人であるが、秋頃に同性相手から婚約破棄の挙句、部屋を出て行く目に遭い、家賃が払えなくなったという事情。あわよくばと下心を持っていったが、何もなく、昼過ぎ終了。聞けば、キャバクラ時代に知り合った一回り上の男性と結婚を前提で交際を始め、同性するとのこと。年収は一千万を優に越すらしく、西新宿にある新居のマンションもオートロック式の立派なものであった。
側にあるファミレスのジョナサンで昼食を奢ってもらう。急に馬鹿らしくなり、悪態を吐くと、度が過ぎたのか、友人の方もあからさまに不機嫌になり、食べ終えるとあっさりと別れた。
午後、伊勢丹でクリスマス用のロールケーキを買って、三時半事務所到着。
年賀状の準備。七時終業。
八時帰宅。江利チエミのベスト盤とボビー・ハンフリー聴く。